連休に一気見といえば、だいたいドラマの話だ。しかし、祝祭日の視聴環境はドラマにとってそれほど有利ではない。頻繁に途切れるし、リビングでは自由に流せないし、一度流れを見失うと巻き戻す必要がある。
アイドルコンテンツは、その条件下でむしろ強い。3分から20分単位で区切られているため、いつ止めても損はなく、どこから再開しても文脈が途切れることはない。4日間の連休の隙間時間に、これほど適したフォーマットは珍しい。
| タイプ | 1本の長さ | 特徴 | 適した時間帯 |
|---|---|---|---|
| チッケム | 3~4分 | 無限繰り返し可能、敷居なし | 移動中、隙間時間 |
| 自社コンテンツ | 10~20分 | バラエティ風編集、沼落ちルート | 夜、一人で |
| バラエティ出演分 | 30~60分 | 編集の完成度が高い | リビング、家族がいても問題なし |
| ステージ集 | ばらつき大 | 活動期間単位でまとまっている | 一気見する時 |
これら4つは、消費の仕方がまったく異なる。混ぜて見ると疲れるし、時間帯別に配置すれば4日間がかなり充実する。
チッケムは、チッケムのほうに流れがまとめられており、ステージ映像を中心に見たければダンスがスタート地点となる。
24日 木曜日 — 移動日だ。手に持って見るのが可能なだけだ。チッケムがこの日のすべてだ。データが心配なら出発前にダウンロードしておく。
25日 金曜日 — 祭祀が終わって午後が空く。リビングに人がいる状態なので、バラエティ出演分が適切だ。音を出しても気兼ねなく、途中で誰かに話しかけられても問題ない。
26日 土曜日 — 4日間で唯一、まとまった時間が取れる。自社コンテンツをシーズン単位で一気に見たり、特定のグループの活動期間を丸ごと振り返るのに適している。
27日 日曜日 — 帰省時。再びチッケムに戻る。
入門ルートを間違えると面白くない。順序がある。
まずタイトル曲のミュージックビデオを1本見る。グループの方向性を最も凝縮して見せる成果物だ。次に同じ曲のチッケムに移行する。MVでは編集に隠されていた個々のメンバーが、ここで明らかになる。たいていこの段階で気になるメンバーが出てくる。
その次が自社コンテンツだ。ステージ上では見えなかった性格が出てくる区間であり、実際にファンになるかどうかがここで決まる。最後が活動期間のステージ集だ。同じ曲が放送局や回によってどう変わるかを比較するようになれば、すでに深く入り込んでいる。
グループ別の入り口はガールズグループにまとめている。最近デビューしたグループから見たいならリセンヌやハーツトゥハーツ、すでに軌道に乗っている方ならエスパやアイヴが無難なスタートラインだ。
連休直前の1ヶ月半で発表されたものが結構ある。一気見するついでに整理すると良い。
連休の頃には、これらの曲の音楽番組チッケムがほとんどアップされている。発売直後のステージと活動後半のステージを並べて見ると、完成度の違いが際立つ。このような比較がチッケム鑑賞の楽しみの一つだ。さらに9〜10月は大学の学園祭シーズンなので、ステージ映像がもう一度大量に公開される。学園祭のステージは放送セットやカメラ条件が異なり、同じ曲でも違って撮影される — シーズン日程と入場・撮影規定は秋の大学祭で扱っている。
同じステージでも、どのチッケムかによって得られるものが異なる。
放送局公式チッケムは画質とアングルが安定している。初めて見るグループならここから始めるのが良い。現場チッケムは画質が落ちる代わりに、カメラがステージ全体を追いかけ、動線が見える。振り付けの構造を把握するにはこちらが有利だ。
一曲を何度も見るつもりなら、視点を変えて見てみよう。1回目は推しだけ、2回目は全体フォーメーションだけ、3回目は表情だけ。同じ3分が3回異なるように感じられる。
リビングで見るのは気まずくないですか? バラエティ出演分は概ね問題ない。すでに地上波やケーブルテレビで放送された編集版なので、字幕と構成が整っており、家族が通りすがりに見ても違和感がない。
データ通信量が心配なのですが。 移動日に見る分は、出発前にWi-Fiでダウンロードしておくのが安全だ。チッケムの画質を一段階下げれば容量が大幅に削減される。
連休中に新しいコンテンツがアップロードされますか? 祝祭日には特別編成や自社コンテンツのアップロードが集中する傾向にある。ただし、確定した日程は各グループの公式チャンネルのお知らせを確認する必要がある。
時間が1時間しかない場合は? チッケム10〜15本が見られる。あるグループの活動期間を一つ見るのに十分な量だ。
祝祭日の連休は、視聴時間が通常の何倍にも増える期間だ。移動中や家に留まる時間が長く、その時間のほとんどが画面とともに流れていく。
放送局が昔から祝祭日特集を編成してきたのも同じ理由だ。アイドルシーンではその慣習がアイドル陸上選手権のような大型特集につながり、今では各所属事務所の自社チャンネルがその役割を分担するようになった。連休に合わせて未公開映像や特別編をアップロードするのが一つのパターンとなっている。
結果として、連休は新規流入が最も多く発生する時期の一つだ。時間が余り、アルゴリズムが何かを次々に提示し、ちょうど見るものが必要な状況が重なるためだ。4日後に新しいグループを知ることになる、ということがこの時期には特に頻繁に起こる。
同じ連休にドラマの方を検討しているなら、秋夕連休の一気見に時間の目安が記載されている。